2013年01月22日
■コーチの人数を増やすと失われるもの。
ユニークスタイルの佐藤です。
12月に行ったクリスマスジュニア大会出場者を対象に
ステップアップ期間として1ヶ月限定で受講日数
もしくはクラスアップを体験してもらっています。
エントリー・チャレンジャークラスは選手育成クラスではありません。
このクラスは「見極める場」であると考えています。
テニスをする子供たち本人も、、、
それを見守り、支えていく保護者の方たちも、、、
・テニスが本当に好きなのか?
・個人スポーツより団体スポーツが向いているのではないか?
・本気で選手として頑張るのか?
・その活動を保護者としてあらゆる面でサポートできるのか?
・このクラブ・コーチに任せていいのか?
そして、目標がある程度定まった時、
アカデミー育成・アカデミーで選手として指導が始まります。
なので1月のエントリー・チャレンジャークラスは
大人数での練習の日が増えました。
この数週間の練習をみていて
少しずつ僕の理想に近づいている感じがしました。
一般的には人数が増えれば
コーチを増やして指導するのが普通だと思います。
そうすれば、アドバイスも行き届き
技術的な成長も期待できるでしょう。
ですが、僕の理想は
「大人数=コーチが増えて助けてあげる」ことではありません。
大人数になれば、、、
・練習量が減る。
・個人的なアドバイスが減る。
・レベル差が大きくなる。
・安全面に不安がある。
など、イメージするでしょう。
その為にコーチを増やして
その不安を解消するのは簡単だと思います。
ですが、それでは本質的なことは解決しないと考えています。
目が行きとどき過ぎる、声をかけ過ぎることで主体性は失われていくからです。
外的な要因で子供たちがやる気を出したり
上達したいと思ったり、するのは主体性ではないと思います。
僕はこう考えています。
練習量が減ると感じるのであれば、
早くボールを拾い、誰よりも早く次の準備をすればいい
アドバイスが少ないと感じるのであれば、
他の人へのアドバイスを聞いて盗めばいい
自分より上手い人には思い切って
自分より下手な人には丁寧にプレーすればいい
完璧に安全な場所はない
常に周りの状況を自分で把握して気を付ければいい
そんなことがアカデミーや今後新設する
アカデミー育成クラスとチャレンジャークラスの中間クラスである
チャレンジャーPlusクラスにも求められます。
またそんな自ら上達を望む姿勢が、クラスを1つ上げてチャレンジャを勧めてみる、僕の見極めでもあります。
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