tennis365.net テニス365ブログ 新着記事を読む ]    [ テニス365 ホームショッピングニュースログイン ]

ユニークスタイルテニスアカデミー

引っ越しブログ

体験レッスンサイドバナー

4コマ漫画スポーツ

お客さまの声

問い合わせ

スタッフ募集サイドバー

年間予定バナー

ユニークスタイルクレド

feisubukku アイフォン

ユニークスタイルオンラインショップ

0円クーポンサイドバナー

予約システム1

レッスンの欠席や、振替予約の手続きを行うことができます。
下記フォームにIDとパスワードを入力し、ログインしてください。




携帯からもご利用いただけます

予約システムテニススクール

出欠・振替予約システムの
使い方はこちら

ユニークスタイル掲示板

大和高田校バナーユニークスタイル

第二浄化ホームページバナー


ユニークスタイル動画ユニチューブ

お客さまの声_ユニークスタイル

ユニークスタイル指導方針バナー

問い合わせバナー

ユニークスタイル_予約システム

ユニークスタッフバナー

ユニークスタイル_スポンサープリンス


プリンスバナーユニークスタイル200

野井選手情報

野井選手ブログ

<<  2013年 10月
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31    
ユニークスタイル
最近の記事
●そんな無名の僕たち…
10/31 12:30
●ユニークスタイルと…
10/30 11:28
積極的な行動は素晴ら…
10/29 15:02
■ベストを尽くした人…
10/28 17:26
■自信が持てないイマ…
10/27 11:11
【下】記録、記憶する…
10/26 15:44
【佐藤】テニスを始め…
10/25 12:52
言葉・気持ち・行動が…
10/24 15:57
【佐藤】ユニークスタ…
10/23 19:44
【下】エントリー・チ…
10/22 20:43
カテゴリ別アーカイブ





















第二浄化写真 スポーツ広場バナー

第二浄化センターアクセス

株式会社リアルスタイル
このブログサービスは「テニス365 テニスブログ」で運営しています。テニス365会員なら無料でご利用・作成いただけます。






■大久保:メルマガ 注意深く悪をこばむこと

こんにちは。
ソフトテニスチームの大久保 幸一です。

大久保幸一顔写真修正


今日はソフトテニスから変わって、講演会でのお話しです。


講演の中で、絵本などの読み聞かせの重要性をお話すると、
「どんな絵本がいいのですか?」という質問をよくうけます。


僕はまず、
低価格で作者もはっきりとしない、店頭に並べられている、
写真付きの乗り物やヒーローを扱った絵本そして漫画チックな
昔話やおとぎ話は、さけた方がいいとアドバイスします。


次に、大人が読んで間違いなく感動するもの、
深く考えさせられるものを選ぶようにお勧めします。



さらには、可能であるならば、作者たちの姿勢やその作風を
調べ、その生き方に共感できる作家さんの作品を
選らぶようにも申し上げます。


また、谷川俊太郎氏の詩「生きる」を引用して、
いいものについて、よくこんな話もしたものです。


僕らが子どもの頃、月光仮面というテレビドラマがありました。
毎週毎週テレビの前にくぎ付けになって、心躍らせたものです。
最近では懐かしの名作(?)シリーズとしてDVDも発売されています。


僕は、我が子に是非そのDVDを見てほしいかと言えば、
答えはNOです。


自分のクラスの子達に
「先生の子どもの頃正義の味方といえば、月光仮面やってんで。」
といった程度の話はしたこともあるかもしれませんが、必ずや
見るように促したことはありません。


ところが、一例を挙げると、灰谷健次郎作「兔の目」については、
我が子、教え子、保護者や同僚教師にも是非読んでほしいと
願っていましたし、そのことを口にもしていました。


どうやら、だれとでも共有したい普遍的価値のあるものを
「いいもの」というのでしょう。



最近の子どもたちは、面白い物はいいものだと思う傾向が
強いと思います。それだけに、いいものについて、よく
考えるよう仕向けてやらなければならないように思います。



と同時に「注意深く悪をこばむこと」について考えさせたいと思います。



ゲームはもちろんのこと、テレビという文化についても考えなければならない
極めて重大かつ深刻な教育課題だと思ってきました。


かつてかの大宅壮一がテレビが家庭に浸透し始めた頃、
「一億総ハクチ化」と評したのを思い出します。
テレビ番組の質の低下、俗悪化は目にあまるものがあります。
 

注意深く悪をこばみ、いいものを子どもたちに残すためにはどうしたらいいのか、
さらに考えてみたいと思います。


ソフトテニスバナー
大久保メルマガ | 投稿者 ユニークスタイル 15:48 | コメント(0)| トラックバック(0)

●五感のおとろえは生命力のおとろえです。

こんにちは。
ソフトテニスチームの大久保 幸一です。

大久保幸一顔写真修正


昨年、現場復帰を余儀なくされた時の事を、
学級通信を紹介しながら振り返っています。


僕は、子どもたちのつづり方作品を中心にした通信も発行してきました。
しかし、ここでは、保護者への励まし、問題提起、感謝を中心とした
学級通信を紹介しています。


これは、10月の中頃に出したものです。


「せんせいはひとり」
         おおくぼ  こういち


2じかんめのさんすうがはじまりました。


「どりるの にじゅういちひらいて。」
「どりる、きょうかしょとちがう。」 
「どりる、にじゅういち、ここ、ここ。」


せんせ せんせ どこ。
「どりる、にじゅういち、ここ。」


せんせ せんせ なんぺーじ。
「にじゅういちだよ。」


せんせ せんせ きょう ぷうるある。
「きょうはないよ。きょうはきんようび。」


せんせ せんせ どうやるの。
「まだこれからいうとこやで。」


せんせ せんせ わからへん。
「まだなにもやってへんよ。これからみんなで
かんがえるところ。」


せんせ せんせ なんぺーじ。


後略



これは、15年前、僕が小学校一年生を担任した時の
学級通信(7月)です。一年生の子どもたちの実態を
よく表していると思います。


さてさて、これと同じようなことが、4年生のクラスでも
起こっているのです。なぜ、こんなことになっているの
でしょうか?


理由は様々考えられます。


1:テレビ、ゲーム、CDなど人工物の音が大きすぎる。
教師や親の声も。僕もそうです。


2:聞くという気持ち良さ体験の少なさ。
スキンシップの工夫と言葉かけが大事です。


子守歌に読み聞かせ・・・聞くというのは本当は心地よいものです。


3:五感・・・見る、聞く、かぐ、味わう、触れるといった
人間の土台となる力がおとろえています。
かつては、自然の中で思う存分遊ぶことで、無理なく五感が
育まれたのです。


今や、かなり意識をしないと、五感は育たないのです。
五感のおとろえは、生命力のおとろえです。



4:大人の聞く力・姿勢が、問われているのです。
大人が聞く姿の手本を示してやらなければなりません。


子どもたちが真剣に話しかけた時、どれほど、しっかり
聞く姿を見せているか、大人の大きな課題といえるでしょう。


これまた、僕の問題でもあります。


他にも、聞く力の衰退の原因を子どもたちと是非考えてみて下さい。


今、クラスの中は、もめ事の連続。
しかしながら、多くの子どもたちが、もがきながらも、
一進一退。でも僕は思います。


子どもというのは、もがいた後は、
ちょっとずつ伸びるのではなく、一気に成長すると。




人気ブログランキング 

ソフトテニスバナー
大久保メルマガ | 投稿者 ユニークスタイル 08:34 | コメント(0)| トラックバック(0)

★子どものコミュニケーション力の低下

こんにちは。
ソフトテニスチームの大久保 幸一です。

大久保幸一顔写真修正



子どものコミュニケーション力が問題になる時、
僕はいつも子どもたちから本来の遊びを歪め、
奪っていった「ゲーム」のことを考えます。


子どもに
「きのう何してして遊んだ?。」と問いかけると、
「ゲーム」と答える子が急激に増えて、ずいぶんと
年月がたったように思います。


コミュニケーション力の低下も時を同じくして
言われ出したように思います。



さらに、携帯電話の急速な広がりにも大きな
問題を感じます。まず電話の普及により、
手紙にはない相手の反応をすぐ知り得る
という便利さを手にいれました。


しかし、人間関係を大切にしようとするならば、
かける時間、言葉遣い、話したい相手を電話口に呼び出す
ための配慮、さらには電話を切るタイミングなど、
かなりの気遣いと経験が必要です。


ところが、携帯電話・メールの普及で、他人と交流を
持とうとする際に、発生するおそれのある失敗と苦痛を、
かなりの部分、回避できるようになったのです。


極めて自己中心的で、一方的な情報伝達でも、許される
気になってしまうのです。どこからでも、どんな時間でも、
相手の都合などまったく考えなくても仕事をしてくれる
ツールなのです。


だれかと待ち合わせをする場合でも、実にあいまいで、
不確実な約束(情報交換)でも、何とかなるのです。
細心の注意をはらって、ことばをさがし説明し、
確認をするといた煩わしさから解放されたのでしょうが、
そこに生まれる人間的衰退は計り知れないものが
あると思います。


いいものを子どもたちにということで、年をまたいで
考えてきましたが、事態はかなり深刻です。楽で便利で
快適であることに、気をつけようと子どもにメッセージを
送り続けるとともに、我々大人も気をつけようではありませんか。


東野圭吾氏の推理小説「探偵ガリレオ」の中で、物理学教授湯川
(ガリレオ)が、事件究明の過程でゴミの投棄のひどい現実と
出くわす場面があります。


回収業者のおやじさんが、湯川に説教がましく訴えます。


「こうすれば、世の中が便利になるとか、こんな道具があればいい
って考えるだけじゃだめだって。もちろん捨てる人間が悪いんだよ。
でもさ、学者先生なら、こんなもの作ったら、ゴミが増えるんじゃ
ないか、世の中悪くなるんじゃないか、いっしょに考えてくれよな。
それが本当に頭のいいやつってもんじゃねえのかい。」


湯川は、
「おっしゃる通りです。」と自分に言い聞かすように、
おやじさんの顔をじっと見つめるのでした。


かくされた悪を注意深くこばむというコンセプトは、
世の中をどう見、どう展望するのかという、根源的課題でも
あると考えます。いかがでしょうか



人気ブログランキング 

ソフトテニスバナー
大久保メルマガ | 投稿者 ユニークスタイル 14:24 | コメント(0)| トラックバック(0)

■小学校の現場で起きる、学力の低下

こんにちは。
大久保 幸一です。

大久保幸一顔写真修正



ソフトテニスクラスが少しづつ認知され広がってきました。活気があります。


二人の保護者から、「いっぺんにうまくなったように思います。」「やる気一杯で、楽しみです。」
とのお声を頂戴しました。有り難いことです。


今日は、昨年5月末に小学校現場に復帰をした時の学級通信をそのままご紹介します。



■■教師の一番つらい事、それは格差なのです。■■


10月末から、算数・国語の県学力テスト(実力テスト)が実施されました。
今週から、来週にかけては、理科・社会の学力テストが行われます。


まず、とても気になることは、学力の大きな格差です。


ふだんのテストでは、だいたい平均80点ぐらいでしょう。
これまでの積み上げ(幼児期から今日まで)がすべて試される学力テストでは、
およそ60点前後になるものです。


ところが、70点台、60点台の子どもが大変少ない。
90点以上の子も多いが、30点以下の子も多いのが現状です。


さらに、気になるのは


「わからん。もうええ。」「こんなどうでもいいわ。」などと声をあげ、
テストの後半には、答えようとしない子どもたちが増えていることです。 


これは、ここ数年のマラソン大会の様子と一緒です。


先頭グループは、死に物ぐるいです。中間でがんばる子も多い。しかし、
遅れはじめた子は、どんどん遅れ、歩き始めます。 



そして、安全要員として最後尾を歩いて来た教師に、励まされて
ようやくゴールするのです。さらに、何とかしてマラソン大会を避けようとする
子どもたちの急増です。


僕は、そんな子どもたちの姿が、悲しくてつらくて仕方がありません。


原因は、様々考えられます。もちろん、教師・学校の責任は大きいにきまっています。


他に考えられることを、あげてみます。




1:日頃の学習の態度や積み重ねの弱さ。そのための準備・心と物の用意。




2:根気強さと、集中力。今何をする時か分かり、きちんとできる。




3:学力の定着には、反復はかかせません。


「またあ~。」「めんどくさあ~。」とすぐ口に する子は、力がつきにくいのです。
加えてまわりの子のやる気をうばうこともあります。




4:学力の定着には、もう一つ欠かせないポイントがあるのです。
それは、自分にとって、難問が面白いと感じる挑戦心なのです。


ほとんど、満点ばかりとれるドリルを繰り返しても、実はあまり力はつかないのです。
時には、とんでもなく、難しい問題にいどみ かかって、なかなか解けなくても
あきらめない力が必要なのです。




5:テレビやゲームの時間の多さは、子どもの脳を灰色やブルーに変えてしまいます。


最近 よく耳にするゲーム脳です。脳が働くなる脳のことです。本気で勉強したり、
体を使って遊んでいる時、脳は赤やオレンジ色に染まるのです。


6:そして、格差社会の問題が、子どもたちの世界に影を落としていることも、
まちがいのない事実です。



でも、子どもたちは今日も笑顔で登校しています。
子どもたちの前向きな姿勢に展望を見いだしたいと思います。




ソフトテニスバナー
大久保メルマガ | 投稿者 ユニークスタイル 08:41 | コメント(0)| トラックバック(0)

★大人の聞く姿勢・態度(学ぶ姿)が子どもの大いなる手本となります。

こんばんは。
大久保 幸一です。

大久保幸一顔写真修正


しばらく、聞く力をどう育むのかということを考えてきました。


小学校の教員として、子どもたちの聞く力を育むために、
どんな努力や工夫をしてきたのかを今回はお送りします。


まずは、子どもたちによく語りかけてきたことを少々。


六月下旬、授業中に突然、「あ、セミの声。」しばらくだまります。
子どもたちも何事かと耳を澄まします。教室に静寂と緊張が広がります。


僕は、聞き耳をたてるようなポーズをとり、小さな小さな声で、
「何ゼミか分かる?」と尋ねます。


近年なぜか、すぐ出てくる答えは、「ミンミンゼミ。」です。


すかさず、「ミンミンゼミの声は、こんな町の中では
聞こえないんだよ。


それに、まだ六月。
「ミンミンゼミはまだ土の中。」などと話します。


「風の音、雨の音、季節によって、日によって、場所によって
すごくちがうんだよ。どうちがうかをよく聞くとおもしろいよ。」


「雷の音、怖いけどちょっと勇気を出して聞いてごらん。」


「落ち葉の中を歩いてごらん。不思議ないろんな音がするよ。」


「秋の夜、虫たちがたくさん鳴いているよ。何種類くらいの虫が
 鳴いているか聞き分けてごらん。」


「雪をふむと音がする。積もった量で音もちがうよ。」


「鳥、かえる、動物の鳴き声をいろんな地域・場所や時刻に
じっくり聞いてほしいな。」


「先生ね、海の音を聞くと元気になるねんで。川やせせらぎ、
わき水の音なんかも大好きやで。」


といった話をよくしたものです。


また、大人の聞く姿勢・態度(学ぶ姿)が子どもの大いなる手本となる
という思いを強く持っていましたので、全校朝会や昼の放送など
決していいかげんには聞きませんでした。



全校朝会の後、よく聞き取りテストもしましたし、


「今週の校長先生の話、先生も始めて知ったことばかりだった。」
「今日の放送委員の子、分かりやすく上手に伝えてくれたね。
 きっと何回も練習したと思うな。」


といった、しっかり聞いている
証となるコメントを披露したものです。


また、話を聞かせる時には、どんな話をするかについて、
心をくだいたものです。



子どもたちが好みそうなゲームやテレビねたは、全くしませんでした。


やはり、ここは事実に基づく、力強い話の展開が必要です。


まずは、僕の子どものころの、大失敗。


とんでもなく、怖い経験をした話。
先生にすごくおこられた出来事、病気やけが・・・。


そして忘れられない友だちの話。


最近の出来事でも、よく思い出して、
像が浮かぶように順序よく話して聞かせます。



こうしたことの積み重ねで、子どもたちの聞く力を少しずつ
高めてきたように思います。


人気ブログランキング 


ソフトテニスクラス風景
大久保メルマガ | 投稿者 ユニークスタイル 07:50 | コメント(0)| トラックバック(0)

●大久保幸一_子育ち頭の体操プロローグ

ユニークニュース


ソフトテニスのお試し始まりました。
コーチングスタッフが結構凄いです。


今週から新しいスタッフがサポートしてくれます。
現在は大学生ですが、小学校、中学校で日本一になっています。
とてもいい育成環境で準備をしています。


今回のお試しは「ソフトテニスに興味のない人」に来てほしいのです。


なぜならば、中学校に上がると現在のエントリーやチャレンジャーの
子供たちは、ソフトテニスを行う可能性が高いからです。
だからこそ、ユニークの中で色んな経験をしてほしいと思っています。


一体どれくらい硬式とソフトテニスは違うのか?
どっちが面白いのか?


など、色んな違いを感じてほしいと思います。


ユニークのエントリー・チャレンジャーの子供たちは
無料であと2回のクラスに参加できますので
ぜひ大久保先生のユニークな指導と
プニュプニュなユニークなボールを使うソフトテニスを体験してください。


●日程
1回目 4月5日(金)  終了
2回目 4月12日(金) 終了
3回目 4月19日(金)
4回目 4月26日(金)

●時間と対象
18:00~19:30
 小学生クラス 新小4~新小6初心者大歓迎

19:30~21:00
 中学生クラス 新中1~新中2初心者大歓迎

●予約
info@uniq-style.ne.jpまで当日朝12:00までにお申込み下さい

●料金
 無料

●場所
 高田総合公園クレーコート





今日はその大久保先生の2012年7月に春陽堂より出版された、
「子育ち頭の体操ちょっと素敵へ」という本よりプロローグをご紹介します。


大久保幸一先生顔写真修正版


プロローグ


この本は、クイズの本です。雑学の本です。
でも、根底には、子育ち への思いをそっとちりばめてあります。
子どもたちの顔を思い浮かべながら、じっくり答えを考えて
みて下さい。


問題によっては、子どもたちをまじえて、家族でワイワイいいながら、
問題を解いてほしいとも思います。おうちの方と先生の共通の話題に
取り上げてもらってもいいかもしれません。



僕は、なが年小学校の教員をしてきました。
その間、最も魅力を感じたことの一つが、子どもたちに問いかけること
でした。子どもたちが、一つの問いに対して、悩み葛藤します。
話し合い、時には対立もします。大人である僕の発想をはるかに越えて
深い学びにたどりつくこともよくありました。


この本では、そうした経験をもとに、まず問いかけがあります。
次に解答。そして子育ちへのメッセージやエピソードや
蘊蓄(ちなみに)をお届けします。


問いは、具体的でかつ子育ちへの励みにつながるように心がけました。
どうぞ、問題を楽しみながら、子育ちへの元気を引き出して下さい。



では早速、練習問題に入りましょう。


なぜこの本では、子育てではなく、子育ちという言葉を使うのでしょうか?


まずは、母の日に寄せた、富山県北日本新聞のコラムを読んでみて下さい。
子育ちという言葉を心に深く刻んだきっかけとなったのが、この文章でした。


「子育て-。イヤな言葉だ。聞くだけでぞっとする。」


小説『橋のない川』で知られる住井すゑさんは、子どもが自ら育つ力を信じ
「子育ち」を持論にした(『いのちは育つ』)


▼病弱な夫と4人の子を抱えながら、農民や児童に心を寄せた作品を発表し、
人間の平等を訴え続けた気骨の人は言う。「子どもという名の新しい生命は、
生命体の必然として自ら育つのであって、けっして周囲の思わくや計算や
努力で育てられるたちのものではない」


▼当の子どもたちの目に母はどう映っていたか。新聞記者や随筆家として
活躍した娘の増田れい子さんは、「母のすること、その手の下からは
何かいつもいいもの、面白いものが出てくる、まるで手品師のようだ」
とつづっている(『母 住井すゑ』)


▼手品師に見えたのは農作業や煮炊き、編み物といった日々の家事だ。
懸命に生きる姿が無言のうちに伝わり、きょうだいは誰に言われる
ともなしに家の仕事を分担していた


▼きょうは「母の日」。悩みを一人で抱え込んでしまうママも少なくない。
時には肩の力を抜き、子どもが自ら育つ力を信じてみてはどうだろうか。


心に強く残った理由は、はっきりしています。


僕は、これまでにも「子育て」という言葉を盛んに使ってきました。
「子育てと自然」「子育てと絵本」「ディズニーランドから学んだ子育て」
などといったタイトルでよく話をしたり、通信を出したりしてきました。


僕は大人たちが、教えすぎるということにも、注意を呼びかけてきた
つもりでした。また親や教師は、子どもやその育ちに対し謙虚で、
学ぶ姿勢を大切にしたいと訴えてきました。


にもかかわらず、子育てという言葉を連発してきたことを
戒めてくれた文章だったからです。


「子育て、子育て・・・。」と肩に力が入ってしまうことに
気をつけながら、この本を書き進めたいと考えています。



ちょっと素敵な「問題へのチャレンジ」を願っています。


・・続く。




子育ち頭の体操本


大久保メルマガ | 投稿者 ユニークスタイル 19:38 | コメント(0)| トラックバック(0)

●大人が多すぎる事

こんばんは。
大久保 幸一です。


大久保幸一先生顔写真修正版



子どもの人権総合研究所の事務局長、奈良の大寺和男さんはよく、
「今、子どもたちのストレスの最大の原因は、何だと思いますか。」
と問いかけて講演を始められます。


答えは何か?


友達関係、テレビ、環境、食べ物、ゲーム、受験競争、格差社会・・・
色々と思い浮かびます。


大寺さんは、こう言います。
「大人が多すぎる事なんです。」と。


大寺さんによると、五〇年前は、子ども1人に対し大人が
1.2人だったそうです。ところが、三年ほど前、
子ども1人に対して大人が7人をこえたそうです。



子どもたちが被害者となる痛ましい事件の続発以来、
学校の登下校の通学路には、大人たちの多くが、
子どもたちの安全を確保するため、立哨してくれています。


ほとんど、無報酬のボランティアです。
有り難く、素晴らしい事だと思います。


しかし、私たちの子どもの頃を思い返してみると、
学校が終わるやいなや、帰り道は何ともいえぬ開放感につつまれ、
好奇心に満ちた寄り道と化したのでした。


今や安全を保障するため、自由で冒険心をくすぐる時間を
奪ってしまったのかもしれません。



大人が多すぎるとどうしても、過保護・過干渉になります。


僕は、週に二回ほど、小学生にソフトテニスを教えています。


練習はテニスコート、野球場、体育館の併設した施設で
する事が多いのです。コートが駐車場に隣接しています。


保護者の多くが、「車に気をつけなさい。」「早く渡りや。」
「危ないよ。」・・という言葉を常にかけ続けます。


大会へ行きます。応援のご両親、場合によっては、祖父母の皆さん、
子どもたちより明らかに、大人の方が多い状態です。


僕のクラブでは、大人が多い事の弊害を保護者会のたびに訴え、
子どもたちにも保護者と離れておくよう指導を重ねてきました。


それでも、


「早い目に、ごはん食べるか。」「汗ふきや。」
「あと四試合であんたらやで。23コートやで。準備しいや。」


などと言った声をよく耳にします。


学校の授業の基本の一つに、
「教師はしゃべり過ぎない。」というのがあります。


私が若かった頃は、公開の授業研究等をすると必ず


「先生がしゃべりすぎますねえ。もっともっと
 子どもたちの発言を引き出さないと・・・。」


といった指摘を受けたものです。


今の時期、全国の各地で、運動会を実施しているかもしれません。
運動会の指導でもそうなのです。教師の指示や注意が飛び交い、
ひどい場合どなりちらす声が学校にあふれます。


教師はもっともっと言葉少なに、教えることを控えるように
する方がいいとよく思ったものでした。


かく言う僕も、こんなことがありました。


12年前、ジュニアのソフトテニスクラブ「ニューウィンズ」を
立ち上げて間もなくの事です。


濱中流指導で有名な、当時都跡中の濱中嘉彦先生(現在は大宇陀中)に
子どもたちを見てもらいました。


先生曰く、



「大久保先生、教えすぎですね。
 僕は基本より、自然が大切だと思っているのです。」


今でも、よく「教えすぎない。おまえは、教え魔なのだから。」
と自分に言い聞かせています。


最後までお読みいただき、ありがとうございました。




↓いつも「いいね」のワンクリックありがとうございます!
人気ブログランキング 



  • SEOブログパーツ



大久保メルマガ | 投稿者 ユニークスタイル 09:26 | コメント(0)| トラックバック(0)

◆暴言なし、素振りなし、トレーニングなし、体罰なしの結果

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
大久保幸一が送る 『未来力・子ども力・大人塾』
------------------------------------------------------------


大久保幸一先生顔写真修正版

こんばんは。
大久保 幸一です。



先週末、ソフトテニスの全国小学生大会の奈良県予選がありました。
強豪奈良県で、予選を勝ち抜くのは大変です。


それでもチームのなかより
13人が全国大会出場権を獲得しました。


その中でも、大記録を樹立してくれた子がいます。


小学校1年生が、4年生以下の部で、全国出場決定。
奈良県初の快挙です。


ニューウィンズではしごき、体罰、暴言なしで
全国優勝6回、近畿大会10回優勝しています。



一昨年度は、奈良県内のすべての大会で、男女とも
優勝という結果を残しました。


ちなみに、高校総体(インター杯)男子の部
優勝者もニューウインズの出身です。


素振りなし、トレーニングなし、もちろん体罰なしを貫いてきました。


桜宮高校の真逆の指導だと、思っています。


僕は教育において、スポーツはとても大きな学びの多い
最高に、「レベルの高い遊び」という発想を大切にしています。


1ができたら2、2ができたら3、3ができたら4、
4ができたら5そんな指導では子どもは伸びません。


最近は、心を配って、「教えない」ことに努力しています。


「教えない」ってとても難しいです。


うっかり、口をはさんでしまうのです。


何それって思うかもしれませんね。


また少しづつ僕の子育て育成法もこちらのブログで
お話ししていきたいと思います。


追伸


今後、ユニークスタイルさんの子供さん向けにソフトテニスを体験してもらう
イベントを丸谷さんが用意してくれているようです。


一度、第二浄化センターでも行ったのですが、皆さん、とても上手ですね。
硬式で数回ラリーが続くようでしたら、ソフトテニスでは、もっとたくさん続きますよ。


簡単に、誰でも落ちこぼれなく遊べる。それがソフトテニスの魅力です。


人気ブログランキング 

ソフトテニスイベント09175
大久保メルマガ | 投稿者 ユニークスタイル 08:10 | コメント(0)| トラックバック(0)

●大人がよく使う抽象的で非本質的な問いは子どもを困らせる

『未来力・子ども力・大人塾』大久保幸一です。

大久保幸一先生顔写真修正版

こんばんは。
大久保 幸一です。


僕の講演をお聞きになった方から、
質問が届きました。


> 今日、先生の講演を聞かせていただきました。
> とても興味深く、ありがとうございました。


> 「遠足から帰ってきた子に「どうだった」なんて聞いてませんか」
> とおっしゃっていましたが、

> 帰宅してから、
> 「そんな時はなんて問いかければ良いのだろう。
> どんな言葉なら、学びを誘う質問になるのだろう。」
> と気にかかり、あの時にお聞きすればよかったと、

> ここで質問をさせていただいております。
> 教えて下さい。


偶然にも、大人がよく使う抽象的で非本質的な問い
「どうだった。」についてでした。


お答えした文章を少しふくらませて、
皆さんにお届けします。


例えば、修学旅行に子どもたちが行くとします。
そして、それをつづらせたい(話させたい)とします。


こうした体験は、一つの出来事ではありません。
たくさんの出来事が連続して次から次へと起きるわけです。


ですから、
「何か一つ強く心に残ったことを、よく思い出して書いてごらん。」
という様に語りかける訳です。


さらに、
「僕だけが、僕たちだけが、私だけが、私たちだけが
経験したような事があったならば、是非書いてごらん。」
といった指導もします。


親子での会話を深めるとするならば、


・原爆資料館入ったんでしょ。どんな展示物が心に残った。

・資料館のなかでは、みんなどんなことを言ってた。

・平和公園の中で、何かめずらしいもの見つけなかった。

・夜なかなか寝られなかったでしょ。友だちと
 どんな話をしたの。

・被爆体験をした方から話しをきいたんでしょ。
 覚えてることを少し聞かせてよ。


といったピンポイントの問いかけが有効です。



すると、子どもさんが答えてくれたことに対しても、
具体的でピンポイントな突っ込みができるようになっていきます。


そして、具体的で本質的な問い(人の成長を確実にうながす、
あるいは、深い学びへといざなう問い・・・)をという
意識を持つことが、なにより重要です。


僕の場合、普段から、ある日ある時ある所での一つの出来事を
えらんで、順序よく思い出して、まずは過去型でつづる指導を
基本にしてきました。


加えて、一つでない出来事の例をたくさん示してやります。
遊園地、旅行、キャンプ・・・もちろん野外活動、遠足、
そして修学旅行。


また、一つのことでないと、出来事を並べ立てただけの、
書きたいことのはっきりしない(主題の曖昧な)文章になると、
悪い文章例も教材としてあたえたり、読んで聞かせたりします。



例えば、こんな文章です。


> 家族で白浜へ行きました。ワールドサファリに行きました。
> パンダも見ました。とちゅうでかき氷を食べました。
> おいしかったです。

> 夜、おじいちゃんと温泉に入りました。花火もしました。
> 次の日、海で泳ぎました。また、行きたいです。


この子は、何が書きたかったのでしょう。
題もついていません。つけようがないのです。


こうした文章を、先輩教師たちは、「起きて食って寝た作文」
と言って、厳しくいさめたものでした。


「どうだった。」という抽象的で非本質的な問いは、一つまちがうと、
子どもたちの表現をよりうつろで、抽象的なものにしかねないので
気をつけたいものですね。



━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
大久保幸一が送る ブログ 『未来力・子ども力・大人塾』
-----------------------------------------------------------------
授業研究を31年間実施し、数々の学校より授業研究の助言依頼が殺到する
大久保流の教育、子育てについてユニークスタイルのブログを読んで
頂いている皆さまと一緒に皆様と考えていきます。
大久保メルマガ | 投稿者 ユニークスタイル 19:56 | コメント(0)| トラックバック(0)

▲子供の知的好奇心をくすぐるコツとは?

『未来力・子ども力・大人塾』大久保幸一です。

大久保幸一先生顔写真修正版


ありがたい事です。
多くの方から質問が寄せられています。


しばらくは、それらの質問にお答えしたいと考えます。

---------------------------------------------------------------------

> 子どもたちのやる気を引き出すために、がんばり表に○×を
> 書き込ませたり、シールやバッチを与えたりしています。


> 初めは、子どもたちが喜んでいたように思えたのですが、
> 次第に効果が薄れてきているようです。

> どうしたらいいのでしょうか。


---------------------------------------------------------------------


教育・子育てにとって賞罰(ほめる、たたえる・・・しかる、
突き放す・・・)は、かなり難しい問題の一つです。


ほめる時は、感動を持って、真実に裏打ちされた言葉で
ということが重要です。



子どもを誘導するための口先だけの賛辞は、初めは
通用することはあっても、学年が進むにつれて、
子どもたちに見抜かれ、意欲を削ぎかねません。


力強く心をこめた賞賛を贈る為にも、子どもたちをよく観察し、
知ることがとても大切になります。


がんばり表やシールについては、あまりお勧めできません。


どうしてもなさるなら、期間限定にされる方がいいように思います。


それよりも、子どもたちのやる気を引き出す重要なポイントは、
知的好奇心をくすぐるという事です。



知的好奇心をくすぐるには


1、自然の中に連れ出し、遊ばせる、学ばせる。
(無料教材、自然を豊かな教材としてを  参照下さい。)



2、具体的で本質的(深い学びへ導き、人間的成長へと繋がる)な問いかけをたくさん用意し
自然や社会、人間や家族、学校やなかま、学習や実験や観察・・への興味関心を広げてやる。


・夜空の星は、チカチカまたたいていますか。

・モスラは、蛾ですか、蝶ですか。

・県名と県庁所在地名の同じ県と違う県がありますね。
   なぜだと思いますか。

・ちょうちょが3匹、消しゴムが二個、合わせていくつですか。

・大きなかぶ、題は「大きなかぶ」なのに、おじいさんは、
   はじめに「あまいあまいかぶになれ。」と言っています。

  ・そのことから、どんなおじいさんだということが分かりますか。


もちろん、こうした問いかけは、学年や発達段階に応じたもので
なくてはなりません。また、具体的で本質的な問いかけの蓄えも大事です。


3、あらゆるジャンルから、題材を探し、綴らせる。描かせる。話させる。


4、教師や大人も、自らの知的好奇心を育み、子どもたちに情報を発信する。



「先生、きのう運動場ですごいこと発見してんで。ブランコの横に・・・・」

「おとうさんが今読んでる本な、びっくりする程おもしろいねん。
   沈まぬ太陽っていうねんけどな・・・。」

「この新聞見てみ。スイスの事故の事やねんけど、スイスってどこか分かる。
   地球儀もっておいで。」

  といった具合です。


5、五感を働かせる場面をふんだんに。



6、これまでも何回か申し上げてきたように、学校の授業、学習活動とういのは、
  以上に述べてきたのことの集大成とも言えるものだと思います。


○具体的で本質的な問いに関連して、「質問力を蓄える」、「五感を育む」
 については、日をあらためてお届けします。


最後までお読み頂き、ありがとうございました。



追伸


ユニークスタイルさんの忘年会に私も参加させてもらうことになりました。



━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
大久保幸一が送る ブログ 『未来力・子ども力・大人塾』
-----------------------------------------------------------------
授業研究を31年間実施し、数々の学校より授業研究の助言依頼が殺到する
大久保流の教育、子育てについてユニークスタイルのブログを読んで
頂いている皆さまと一緒に皆様と考えていきます。




闘魂総順位5バナー
大久保メルマガ | 投稿者 ユニークスタイル 09:56 | コメント(0)| トラックバック(0)

△大久保幸一流、教師の姿勢とは?

『未来力・子ども力・大人塾』大久保幸一です。

大久保幸一先生顔写真修正版


■大人の学び方


大人の学ぶ姿勢が、子どもたちに大きく影響を及ぼすことは、
至極当然のことと言えます。


その中でも、教師の学ぶ姿勢というのは、極めて大きな影響を
子どもたちや保護者に与えます。僕は、教師の仕事は教える仕事
であると同時に学ぶ仕事だと思っています。



子どもから学ぶ。保護者から学ぶ。
自然や社会の様々な分野に広く目を向け、好奇心旺盛に学ぶ。


うんと学んでそれを元手として、仕事をする。
実にありがたい魅力的な生業です。



以前、教育実習生が来た時の事です。

実習終盤、その実習生の公開授業がありました。
6年生の社会。江戸時代の農民のくらしの学習です。


「農民は生産を高めるため、どんな工夫をしたでしょうか。」
という問いかけをしました。いろいろな答えにつづいて、
一人の児童が、「品種の改良。」との意見を出しました。


想定外だったのか、実習生は少しおろおろして、
その発言を無視して授業をすすめてしまいました。


授業後、どんなアドバイスをしたらいいでしょうか。
そして・・・

僕は、その実習生に、まず
「江戸時代に品種の改良はあったかどうか知っていますか。」
と聞きました。

実習生は、
「知りません。」
と答えました。


僕は、
「そうならば、『素晴らしい意見だね。先生も知りません。
○○さんも調べて来て下さいね。あ、みんなも調べてきてね。』
と返して、

僕なら、黒板にチョークの色を変えて、品種の改良?と書くな。」
と、話して聞かせました。


次の日朝一番、実習生と挨拶を交わすや、
「江戸時代に品種の改良はありましたか。」
と、尋ねました。

すると、調べていないとの返答。


しかりつけこそしませんでしたが、少しがっかりしたものでした。


インターネットで調べてみると、江戸時代には、蓮の花の品種の改良が
盛んに行われたことが分かりました。そして馬の品種改良は、
紀元前2000年頃、人類が最初に行った品種改良は、
どうやら犬であるということも知りました。


次の社会の授業ですぐ使えるネタです。


僕は、僕自身が調べて来たことを話して聞かせた上で、
「教師の仕事は教えることではなく、学ぶことなんだよ。」
と強調して話を結びました。






ブログランキングへのご協力をお願いします。
↓ワンクリック、10秒で終わります。
人気ブログランキング 


友達紹介キャンペーン2012年11月



佐藤コーチ忘年会バナー



冬の短期教室バナー2012
大久保メルマガ | 投稿者 ユニークスタイル 15:39 | コメント(0)| トラックバック(0)

▲『未来力・子ども力・大人塾』大久保幸一

『未来力・子ども力・大人塾』大久保幸一です。

大久保幸一先生顔写真修正版


■質問
> 子どもたちの勉強に対する意欲が感じられずに、イライラしてしまいます。
> どうしたらやる気を引き出すことができるのでしょうか。


■大久保の提案
イライラは、次なるイライラを誘発します。
家族、友人、同僚、教育相談、趣味やレジャー・・・


様々な人や機会をつかまえて、ストレスを解消・コントロールする技を
身につけたいものです。そして子どもたちを巻き込んでのストレス発散は、
絶対に許すことのできない犯罪的なものだということをあらためて確認を
したいと考えます。


特に教師の場合は、子どもたちとの信頼関係を損ない、
自らの自信喪失につながります。くれぐれも気をつけたいですね。


さて、子どもたちが意欲的に学習に向かうために、
できることを思いつくままに挙げてみましょう。


1、学習に遊びの要素を入れること。


 僕は授業のネタとして使えそうな、『頭の体操』、『まちがいさがし』『○○迷路』
 とかいった類の本を大量に持っています。


 授業中、早く問題が解けた子たちに、「ざ・なんもん」と称して、法則性を見つけたり、
 知的好奇心をくすぐったりする問題をそうした本からも用意しました。学習から、
 単調でつらいというイメージを取り除くことをもねらってのことでした。


2、始める時間より、終わりの時間をはっきりしてやる方が、一般的には集中力、
  根気も伸びる。



 子どもの好きなテレビ番組が始まるまでの時間を、勉強時間にするように
 しむけたり、大好きなサッカーの練習に行くまでに、宿題を仕上げるように
 促すなど、ちょっとした仕掛けで、子どもたちの意欲は高まります。


3、学校で習ってきたことを折に触れ、聞いていてやる。



 その時、本気で教わる立場になってやることが大切です。
 子どもたちの学習成果を試すというような姿勢より、大人も真剣に素直に学ぶ
 という謙虚さが、子どもたちの学び方を確かなものにしてくれます。

 教師として、子どもたちの問いかけに応えられない時もありました。そんな時、
 「いい質問だね。先生も分からない。明日まで考えたり、調べてくるので、
 貴方ももう一度考えて来てくれる。」と返したことを思い出します。



4、30分勉強させたいならば、最初に3時間勉強するよう指示して挑戦させる。



子どもたちの反抗心を上手に引き出し、それを活かすことは大人として
 大事な勤めだと思ってきました。「君らにはとても無理だよね。」とか
 「あなた達にまず不可能な問題だけどね。」と、もったいをつけてから、

 「明日、先生出張なんだけど、四時間自習できる。そんなのむちゃだよね。
 教頭先生に来てもらうようにお願いしておくね。」等と言うと、子どもたちは、
 一斉に「できる。やらして。」と声をあげます。

卒業前の子どもたちには、よくこんなことを口にしました。
 「今は、家庭学習一時間程度だけど、中学校にいったら、試験前なんか、
 家で八時間ぐらいは勉強しなくちゃいけないだよ。・・・
 
 でも不思議なことにできるようになるんだねこれが(暗示)。」



5、社会や理科の教科書・資料集・ドリルや、算数の文章問題の音読を多くすると、
  学習 成果は一気に上がる。


日本の学校や塾の宿題で、社理算の音読といったものは、皆無に等しいのでは
 ないでしょうか。音読は、体全体を使っての優れた学習方法です。

 なのに、なぜ国語以外での音読がないのか、僕には不思議でなりません。
 加えて、国語以外の漢字テストがないのもおかしなことではありませんか。

 「過酸化水素水」「食料自給率」「帯分数」「強化遠近法」「持久走」・・・、
 読んだり聞いたりだけでいいのでしょうか僕は疑問に思います。


またご質問やお悩みなどがあればユニークスタイルさんのメールまでお願いします。





ブログランキングへのご協力をお願いします。
↓ワンクリック、10秒で終わります。
人気ブログランキング 


友達紹介キャンペーン2012年11月
大久保メルマガ | 投稿者 ユニークスタイル 17:05 | コメント(0)| トラックバック(0)