2012年01月26日
●錦織圭が大きく成長した3つの鍵とは?
2012年4月から動き出す、奈良県のテニスアカデミー
ユニークスタイルの丸谷です。
あるメディアで錦織君の活躍を次のように分析しており
わかりやすく的を得ていると思ったのでご紹介します。
・・・
昨年終盤から今も続くその急成長には、3つのカギが存在する。
ひとつは、精神面。
今大会が始まる直前、コーチのダンテ・ボッティーニに「何が最も変わったか?」と聞いたところ、彼はニヤっと笑って人差し指で頭を叩き、「ここだよ」と言った。
相手の状態や試合の流れを見て、正しいショットの選択ができる。
同時に、トップ選手に勝ってきたことで、自分を信じる力がついた。
それが何より大きいと、昨年1年間、錦織を見てきたコーチは明言する。
ふたつ目のカギは、フィジカル。昨年末のオフシーズン、錦織は約2週間、
ラケットを握らずトレーニングのみに汗を流した。
その主眼は、スタミナをつけると同時に、体幹と臀部(でんぶ)を鍛えることにあった。
体幹が強くなればバランスも良くなり、無理な力を入れずにクリーンなショットが打てる。
また臀部の筋力は、左右に振られても崩れることなく、強いショットを打つのに不可欠だ。
そして最後に、サービス。昨年3月から錦織は、スピードと安定感を求め、
新しいサーブフォームに取り組んできた。
慣れるまでに時間を要したが、体幹や臀部の筋力上昇に伴い、この新フォームが完成に近づいている。
「以前より安定して、スピードもある」と、トレーナーの今弘人氏もサービスの向上を認めていた。
試合開始から3時間近く経過し突入した、第5セット。
だが、錦織に疲労の色はなく、フットワークも衰えない。
むしろ疲れを感じさせたのは、体力に勝るはずのツォンガだった。
ギアを入れるタイミングも、完璧だ。
第4ゲーム、相手のフォアが乱れポイントを先行すると、ここを勝負どころだと見て強打を連発。相手にポイントを与えることなく、ブレークに成功した。
そして以降は、自身のサービスゲームに専念。
相手に比べればスピードで劣るものの、錦織は時折120キロ台のサーブも交ぜることで、190キロ台のサーブを最大限に生かした。
さらに試合終盤にきても、スピードは落ちるどころか、逆に速さを増していく。
そしてセットカウント5-3で迎えた、サービスゲーム。この局面で錦織は、この日最速となる時速197キロのサーブを打ち込み、
この日唯一のエースを決めたのだ。
・・・
・・
ポイントWONまでの考え方。つまりは戦術。
そして体幹トレーニングとサービス。
どれもプロの選手が行う特別な要素だけではなく、ジュニア(12~14歳)では
これを練習の中の習慣として組み込むプログラムを盛り込まなければ
その後の2~3年でビッグパフォーマンスを出すことが難しくなる。
そして16歳である程度のまとまった結果が出なければ、世界への挑戦のチャンスは限りなくゼロに近い。
これらのプログラムを適正におこなえるかどうかは、すべてジュニア選手を取り囲む
「環境」なのだと思う。
「よき環境」「よき指導者」「よきライバル」「高い意識」この4つの要素
が揃った選手は、次世代の錦織選手になると思う。
読み終わった後は「いいね!」ボタンを押して頂くとさらに書くモチベーションが高まります!
ユニークスタイルの丸谷です。
あるメディアで錦織君の活躍を次のように分析しており
わかりやすく的を得ていると思ったのでご紹介します。
・・・
昨年終盤から今も続くその急成長には、3つのカギが存在する。
ひとつは、精神面。
今大会が始まる直前、コーチのダンテ・ボッティーニに「何が最も変わったか?」と聞いたところ、彼はニヤっと笑って人差し指で頭を叩き、「ここだよ」と言った。
相手の状態や試合の流れを見て、正しいショットの選択ができる。
同時に、トップ選手に勝ってきたことで、自分を信じる力がついた。
それが何より大きいと、昨年1年間、錦織を見てきたコーチは明言する。
ふたつ目のカギは、フィジカル。昨年末のオフシーズン、錦織は約2週間、
ラケットを握らずトレーニングのみに汗を流した。
その主眼は、スタミナをつけると同時に、体幹と臀部(でんぶ)を鍛えることにあった。
体幹が強くなればバランスも良くなり、無理な力を入れずにクリーンなショットが打てる。
また臀部の筋力は、左右に振られても崩れることなく、強いショットを打つのに不可欠だ。
そして最後に、サービス。昨年3月から錦織は、スピードと安定感を求め、
新しいサーブフォームに取り組んできた。
慣れるまでに時間を要したが、体幹や臀部の筋力上昇に伴い、この新フォームが完成に近づいている。
「以前より安定して、スピードもある」と、トレーナーの今弘人氏もサービスの向上を認めていた。
試合開始から3時間近く経過し突入した、第5セット。
だが、錦織に疲労の色はなく、フットワークも衰えない。
むしろ疲れを感じさせたのは、体力に勝るはずのツォンガだった。
ギアを入れるタイミングも、完璧だ。
第4ゲーム、相手のフォアが乱れポイントを先行すると、ここを勝負どころだと見て強打を連発。相手にポイントを与えることなく、ブレークに成功した。
そして以降は、自身のサービスゲームに専念。
相手に比べればスピードで劣るものの、錦織は時折120キロ台のサーブも交ぜることで、190キロ台のサーブを最大限に生かした。
さらに試合終盤にきても、スピードは落ちるどころか、逆に速さを増していく。
そしてセットカウント5-3で迎えた、サービスゲーム。この局面で錦織は、この日最速となる時速197キロのサーブを打ち込み、
この日唯一のエースを決めたのだ。
・・・
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ポイントWONまでの考え方。つまりは戦術。
そして体幹トレーニングとサービス。
どれもプロの選手が行う特別な要素だけではなく、ジュニア(12~14歳)では
これを練習の中の習慣として組み込むプログラムを盛り込まなければ
その後の2~3年でビッグパフォーマンスを出すことが難しくなる。
そして16歳である程度のまとまった結果が出なければ、世界への挑戦のチャンスは限りなくゼロに近い。
これらのプログラムを適正におこなえるかどうかは、すべてジュニア選手を取り囲む
「環境」なのだと思う。
「よき環境」「よき指導者」「よきライバル」「高い意識」この4つの要素
が揃った選手は、次世代の錦織選手になると思う。
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