2013年04月17日
●「いつやるか?今でしょ!」のCMでの林先生の波乱万丈の人生とは?
「いつやるか?今でしょ!」のCMで、一躍、時の人となった林先生。
テレビや新聞で見ない日はないくらいの人気者だが、これまでの人生は、波乱に満ちたものだった
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うっかりと、失敗と、あきらめの連続だった
やりたいことを一個一個あきらめてきた人生だったんです。
経済学者になりたいと思っていたのに、大学の専攻は法学部。小さいころから勉強しかしてこなかったから、成績はかなりよかったんです。
全国模試で1位を取ったこともあったし、東京大学は法学部でも経済学部でも余裕で入れる成績でした。
それでも法学部を選んだのは、学校始まって以来の天才と言われた先輩が経済学部に進んだから。
彼と同じ道に進んでも勝てないと思ったんです。
昔から僕は、自分が勝てる場所じゃないと行く気がしない性格で。
大学時代は、バブルでしょ。世の中がものすごく浮かれていたんです。
そんな雰囲気もあって、まともに人生を考えてなんていませんでしたね。
時給1万円の家庭教師のアルバイトがあったりしてね。月50万円稼いでいました。
全部デートとギャンブルで消えちゃいましたけど(笑)。
長銀(日本長期信用銀行)に入ったのは、アナリストになりたいと思ったからです。
でも、失敗でしたね。当時、長銀には、長銀研究所というシンクタンク部門があって、そこに入れるかと思っていたのに、いざ入行してみると、そんな道はなかった。
ああ、やっちゃったなと。実は、就職活動の際に、日本でもトップクラスのシンクタンクを受けに行ったことがあって。
そのとき、生意気にも「アナリストとして採用してほしい」と面接官に言ったんです。
そしたら、「それはこっちが決める」って怒られまして(笑)。
こりゃ、だめだと長銀も受けることにしたんですが、実は長銀から内定が出た晩に、そのシンクタンクから
「君は特別にアナリストとして採用する」って電話がかかってきた。
でも、「もう長銀に入行の意向を伝えましたから。今から断ると面倒なので長銀に行きます」って言っちゃったんです。痛恨のミスでした。
もしあのときそのシンクタンクに行っていたら、今頃はアナリストとして華々しく活躍していただろうと思います。アメリカに留学して、テレビもバラエティじゃなくて経済番組に出ていたでしょうね。
美人キャスターの隣で日本の経済の行方をとうとうと語っている姿、いつも妄想しちゃうんですけどね(笑)。
本当に僕はうっかりが多いんですよ。僕の人生は、失敗ばっかりで。
どんな状況でも何とでもなると思える人が、結局勝ちを呼ぶ
長銀を辞めてから予備校教師になるまで、「空白の3年間」があります。
定職に就かず、汚い小さな部屋に住んでね。もうムチャクチャな生活でした。
それ貿易だ、ITだと、友達が会社を作るといっては参加したり、投資をやったり、もう何でも首を突っ込んでいて。競馬で生活していた時期もありました。
儲かった時期もあったけど損することもあって、理想的な成績の上がり方みたいにジグザグの線を描きながら、借金がどんどん増えていきました。
結局3年間で作った借金は約1800万円くらい。それもはっきりしない(笑)。
いいかげんな生活でしたけど、だからといって、不安は全くありませんでした。長銀を辞めた時も、不安なんかなかったですよ。
バブルという時代の雰囲気もありましたけど、なぜか、いつも根拠なき自信に満ちあふれていました。
なんで、そんなに自信満々でいられるんですか、ってよく言われますけど、そもそも、自信なんて根拠のないものなんですよ。
過去にこういうことができたから、未来はこうなるなんて保証はない。
どんな状況でも何とでもなると思える人が、結局勝ちを呼ぶんです。
あと大切なのは、失敗体験ですね。たくさん失敗したら、自分の負けパターンがわかってくる。そしたら、そうならないように先手が打てるようにもなります。
生徒にもよく言うんだけど、若さの特権はたくさん失敗できることです。
人生で勝ちたかったら、たくさん失敗して、そこから学んでいくしかない。
バブルの時代は食べ物が豊富にある森の中にいるみたいだったけど、今は1つしかないオアシスにたくさんの人が群がっているような時代でしょ。
それだけに臆病になってしまうのはわかるけど、それは本当にもったいないことですよ。
若い人には、たくさん失敗してそこから学ぶ権利がある。それを、いつ使うか? 今でしょ!
転職リクナビNEXTより転用
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