2013年04月21日
■はじめテニスの試合に出すタイミング
■はじめての試合はいつ?
●お父さんのためのテニス教室メルマガ
●3月8日号
今日は僕が執筆している
「お父さんのためのテニス教室」のメルマガをご紹介します。
「お父さんの為のテニス教室」の佐藤です。
%lastname%さん、こんばんは。
お父さんのためのテニス教室の佐藤です。
みなさんは「はじめてのおつかい」という
テレビ番組を見たことはありますか?
私はその番組が好きで観ています。
頼まれたモノを買う子供もいれば、
余分なモノを買ってしまう子供もいる。
何が起きるかわからない小さな子供の
大冒険は本当に面白いです。
弟想いのお姉ちゃんが荷物を持って
しかも、弟をおんぶして帰るシーンは泣かされます。
そこで今回は「はじての試合」について
考えてみました。
まず、参考までに
プロのレベルに達するためには
10,000時間の練習が必要だと言われています
1日3時間の練習だと考えると、
10年近く毎日練習必要があります。
例えば高校卒業と同時にプロになるためには
最低でも8歳からテニスを始めないといけないです。
しかし、始めたばかりでいきなり3時間の練習はキツい。
テニスを始めて何年かは60分~90分程度の練習が望ましいでしょう。
と考えると、5歳前後からテニスを始めなければ
18歳からプロで戦うのは難しいでしょう。
では試合に出場するには
どれくらいの練習をすればいいのでしょうか?
小学生低学年 6か月~12か月
小学生高学年 3か月~6か月
中学生以上 3か月程度
私は練習時間が3000分を目処に「はじめて」の
大会出場をするように勧めます。
どうして3,000分なのか?
そう聞かれると正直困ります。
答えられるのは、私の経験上、今まで3000分を目処に
大会の出場を進めてみると
最もモチベーションが高まり、適切に目標設定され
パフォーマンスが伸びる傾向にあったからです。
もちろんこの3000分に全てが当ては
まるわけではありません。あくまで1つの目安にすぎません。
現在の指導者が考える、適切なタイミングで
判断するのが最もいいと思います。
実はこの3000分。
色んなところで「初めて」の機会に
踏み切る目安として活用されています。
仮に1日60分を週2回だと考えると6か月=2,880分
週1回の練習ではその倍の時間がかかるということです。
中学生以上になれば部活動が中心になり
朝練を入れると、1日120分~180分練習します。
入部が5月だとすると2ヶ月後の7月末に大会に出場します。
これも1つの3000分という基準に当てはまっています。
ここで言いたいことをまとめます。
親御さんの立場から見れば…
・サービスが入らないのに試合に出していいの?
・ラリーができないのに試合に出していいの?
・もしかしたらまだルールをわかってないかも?
・もっと練習してから試合に出場したほうがいいだろ?
と思われるかもしませんが
いつまでも基礎練習ばかりをしていると
子供が退屈で目標を失ってしまう危険性が出てくるのです。
平坦な日常練習では、モチベーションが続きにくいのです。
適切なタイミングで1つの目標設定のためにも
試合に出場してみることをコーチが提案された場合
そこには適切な意図とタイミングが含まれていると
思って前向きに考えて頂ければと思います。
初めてのお使いを思い出して下さい。
100%パーフェクトに買いものが出来るまで
買い物に行かせない選択よりも
出来るか、出来ないかわからない、不安な状態であっても
「挑戦」させる決断のほうが、きっと得るものが大きいと思います。
この内容がお父さんお母さんの参考になれば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
追伸
春のジュニア大会も同じです。緊張感バリバリのものではなく、また発表会でもなく
競い合うことを楽しんでもらうために設置しています。
エントリーはまもなく締切ますよ。お早めにお申込み下さい。
コメント
この記事へのコメントはありません。