2012年08月12日
●本当に「手打ち」は悪なのか?
先日、ご縁があって幽幻道士2を見て、興奮気味に「スイカ頭がキョンシーと自爆して・・」と
語っていると、佐藤コーチがさらりと「俺、スイカ頭とテンテンにあったことあるよ~」
と言ってた不思議な人と一緒に仕事しているユニークスタイルの丸谷です。
昨日、万博公園でプリンスのイベントに参加してきました。
試打会と講習会を行うイベントでしたが
僕は講習会を担当し、大学生へのクリニックを行いました。
進めていく中で、学生からこのような質問がきました。
「手打ちと呼ばれるのですが、どうすれば手打ち
じゃなくなるのかがわかりません。」
面白い質問だったので、聞いてみました。
>自分でパワー不足と感じる場面はありますか?
「特にないです。ただ、スイングが手先だけで
打っているらしいのです。」
>なるほど、では、質問を変えますね。
フェデラーは手打ちに見せませんか?
・・・
・
「見える時もある」
これが多くの人の答えではないでしょうか?
ではなぜ、手打ちがダメなのでしょうか?
僕はパワー不足に悩んだり、怪我のリスクが
高かったりする以外は
「手打ちで打てる」のは
一つの才能だと思っています。
これは僕の師匠が話していたことですが
「プロは状況に応じて、身体の一部分を一般人には
考えられないほど、器用に使うことができる。
彼らは、それを日常的に訓練している」
こう考えると、「手だけ打てる」というのは
一つのスキルだと考えられます。
それに、身体全体で200キロのサービスを打てる人と
腕の振りだけで200キロのサービスを打てる人を比べると
どっちが優秀かは一目瞭然です。
テニスは連続性のある動きを、いかに正確に
狂いがなくおこなうかのスポーツです。
身体全体で打てば、当然それに伴い動作は大きくなり、
リカバリーにも大きなエネルギーが必要になります。
その結果、動きのスピードや敏捷性は低下します。
そういった視点から見れば「手打ち」は
「最も効率的なロスが少ない打ち方」とも言えます。
特に現代のテニスにおいては「リストの使い方」
がひとつの鍵となっています。
バランスが崩された状況で、身体の軸も崩れている。
その中でも、仮にリストと腕だけで、そこからカウンターショット
を打てれば状況は一転します。
非常事態の中では、身体のどの部分を組み合わせて
ショットが打てるかどうかは、その人のセンスです。
そういったセンスを磨くためにも、身体全体を使わない
「手首だけ」「腕だけ」という打ち方も
トレーニングの一環としても非常に有効的だと思います。
大事なことは、「NG」とされる技術が本当に「NG」なのかを
常に疑う必要があるということですね。
追伸
ずいぶん久しぶりのアンツーカーコート。
おニューのシューズが一日でこんな姿に。
アカデミーの子供たちへ、遠征お疲れ様。またレポートが佐藤コーチから届くと思います。
先日の近畿大会レポート、県ジュニアレポートも掲示板にアップしてあるので、確認をお願いしますね。
追伸
合宿も残り10日を切りました。
現在、他チーム参加の子が8名ほどいらっしゃるので、1人参加も歓迎です。
この夏最後に、化けますか?
それとも、特に変化もない夏で終わりますか?
決めるのは自分です。
語っていると、佐藤コーチがさらりと「俺、スイカ頭とテンテンにあったことあるよ~」
と言ってた不思議な人と一緒に仕事しているユニークスタイルの丸谷です。
昨日、万博公園でプリンスのイベントに参加してきました。
試打会と講習会を行うイベントでしたが
僕は講習会を担当し、大学生へのクリニックを行いました。
進めていく中で、学生からこのような質問がきました。
「手打ちと呼ばれるのですが、どうすれば手打ち
じゃなくなるのかがわかりません。」
面白い質問だったので、聞いてみました。
>自分でパワー不足と感じる場面はありますか?
「特にないです。ただ、スイングが手先だけで
打っているらしいのです。」
>なるほど、では、質問を変えますね。
フェデラーは手打ちに見せませんか?
・・・
・
「見える時もある」
これが多くの人の答えではないでしょうか?
ではなぜ、手打ちがダメなのでしょうか?
僕はパワー不足に悩んだり、怪我のリスクが
高かったりする以外は
「手打ちで打てる」のは
一つの才能だと思っています。
これは僕の師匠が話していたことですが
「プロは状況に応じて、身体の一部分を一般人には
考えられないほど、器用に使うことができる。
彼らは、それを日常的に訓練している」
こう考えると、「手だけ打てる」というのは
一つのスキルだと考えられます。
それに、身体全体で200キロのサービスを打てる人と
腕の振りだけで200キロのサービスを打てる人を比べると
どっちが優秀かは一目瞭然です。
テニスは連続性のある動きを、いかに正確に
狂いがなくおこなうかのスポーツです。
身体全体で打てば、当然それに伴い動作は大きくなり、
リカバリーにも大きなエネルギーが必要になります。
その結果、動きのスピードや敏捷性は低下します。
そういった視点から見れば「手打ち」は
「最も効率的なロスが少ない打ち方」とも言えます。
特に現代のテニスにおいては「リストの使い方」
がひとつの鍵となっています。
バランスが崩された状況で、身体の軸も崩れている。
その中でも、仮にリストと腕だけで、そこからカウンターショット
を打てれば状況は一転します。
非常事態の中では、身体のどの部分を組み合わせて
ショットが打てるかどうかは、その人のセンスです。
そういったセンスを磨くためにも、身体全体を使わない
「手首だけ」「腕だけ」という打ち方も
トレーニングの一環としても非常に有効的だと思います。
大事なことは、「NG」とされる技術が本当に「NG」なのかを
常に疑う必要があるということですね。
追伸
ずいぶん久しぶりのアンツーカーコート。
おニューのシューズが一日でこんな姿に。
アカデミーの子供たちへ、遠征お疲れ様。またレポートが佐藤コーチから届くと思います。
先日の近畿大会レポート、県ジュニアレポートも掲示板にアップしてあるので、確認をお願いしますね。
追伸
合宿も残り10日を切りました。
現在、他チーム参加の子が8名ほどいらっしゃるので、1人参加も歓迎です。
この夏最後に、化けますか?
それとも、特に変化もない夏で終わりますか?
決めるのは自分です。