2012年05月27日
●ナダルを真似してはいけない理由
木村沙織のショートカットがよく似合う、と思っている
中年男性は多いのではないか… その一人のユニークスタイルの丸谷です。
最近のジュニアを見ていると、ナダルのように
フォロースルーを後ろに持ってきたり、上方に持ってきたりして打つジュニアが多く目立ちます。
ワイパースイングの進化により、トップスピンの技術は
縦回転をベースに、時にはサイドスピンをかけたり、シュート回転をかけたりと
複数の回転を生み出すスイング技術が取りあげられるようになってきました。
雑誌も新しい技術をクローズアップすることで、あたかも新理論のようにみせます。
でも実際はワイパースイングやオープンスタンスなどは昔からありながらも
なぜクローズアップされなかったかというと、その技術を使っている選手が、あまり強くなかっただけでしょう。
きっとその程度なんじゃないかと思っています。
流行の技術や最新の技術なんかは、メディアが作ります。
メディアが取り上げ、そのショットを専門家がバイオメカニクス的や運動力学的にいかに
その打ち方が効率的か、ということを「後づけ」します。
そのため、その流行のショットが「ベストである」かどうかは常に注意深く疑う必要があります。
ナダルのようなフォロースルーを後ろにもってくるのは個性で一つの「手段」でもあります。
勝っている人のショットは、いくらでも理屈を後づけできます。
しかし僕は、一つのオプションとしては悪くはないのですが、あくまでもオプションの域からでません。
そのスイングが最も力を伝達するためにベストではないと考えているからです。
しかし不器用な選手には一つの「選択肢」として教えます。
しかし器用な選手に教えると「正しい打点に入らない癖」がつくでしょう。
多少振り遅れても、差し込まれてもなんとなくフィニッシュを「上方」にもってくると
「なんとかなっている」ように思うのですが、そんな体勢や打点で合わせるだけで打っているボールは
球威がなく、スピードがない、死んだボールは、自由自在に叩かれるでしょう。
うまいスイングワークで、差し込まれるボールをなんとか打っている姿は
冷静に見れば「ただ差し込まれているだけ」でしょう。
きちんと打点に入る練習を先にするべき、だと思います。
ニュートラルポジションから下がらず、深いボールをその場で「タッターン」と
打ち返すのは、ライジングとも見えますが、「サボっているだけ」だとも見えます。
選手の現状のレベルにもよりますが、少なくとも佐藤コーチは
「正確にボールに入り込んで、前に振れ」と言っています。
それが正しいかどうかは年齢とスキルレベルの段階によって異なりますが
少なくとも汎用性が高い「基本技術」だと思っています。
それぞれのコーチの教え方や段階によっても異なりますが
まず「基本あってのオプション」だと思います。
小手先のテクニックや流行のショットも大切ですが
しっかりと腰を据えて、基本に打ち込むことはそれ以上に重要な意味を持つでしょう。
特に今の年齢であれば。
WとR期待しています。頑張ってください。
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チーム内外問わず、皆さんのご意見をお聞かせ下さい。ご協力よろしくお願いします。
中年男性は多いのではないか… その一人のユニークスタイルの丸谷です。
最近のジュニアを見ていると、ナダルのように
フォロースルーを後ろに持ってきたり、上方に持ってきたりして打つジュニアが多く目立ちます。
ワイパースイングの進化により、トップスピンの技術は
縦回転をベースに、時にはサイドスピンをかけたり、シュート回転をかけたりと
複数の回転を生み出すスイング技術が取りあげられるようになってきました。
雑誌も新しい技術をクローズアップすることで、あたかも新理論のようにみせます。
でも実際はワイパースイングやオープンスタンスなどは昔からありながらも
なぜクローズアップされなかったかというと、その技術を使っている選手が、あまり強くなかっただけでしょう。
きっとその程度なんじゃないかと思っています。
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メディアが取り上げ、そのショットを専門家がバイオメカニクス的や運動力学的にいかに
その打ち方が効率的か、ということを「後づけ」します。
そのため、その流行のショットが「ベストである」かどうかは常に注意深く疑う必要があります。
ナダルのようなフォロースルーを後ろにもってくるのは個性で一つの「手段」でもあります。
勝っている人のショットは、いくらでも理屈を後づけできます。
しかし僕は、一つのオプションとしては悪くはないのですが、あくまでもオプションの域からでません。
そのスイングが最も力を伝達するためにベストではないと考えているからです。
しかし不器用な選手には一つの「選択肢」として教えます。
しかし器用な選手に教えると「正しい打点に入らない癖」がつくでしょう。
多少振り遅れても、差し込まれてもなんとなくフィニッシュを「上方」にもってくると
「なんとかなっている」ように思うのですが、そんな体勢や打点で合わせるだけで打っているボールは
死んでいます。
球威がなく、スピードがない、死んだボールは、自由自在に叩かれるでしょう。
うまいスイングワークで、差し込まれるボールをなんとか打っている姿は
冷静に見れば「ただ差し込まれているだけ」でしょう。
きちんと打点に入る練習を先にするべき、だと思います。
ニュートラルポジションから下がらず、深いボールをその場で「タッターン」と
打ち返すのは、ライジングとも見えますが、「サボっているだけ」だとも見えます。
選手の現状のレベルにもよりますが、少なくとも佐藤コーチは
「正確にボールに入り込んで、前に振れ」と言っています。
それが正しいかどうかは年齢とスキルレベルの段階によって異なりますが
少なくとも汎用性が高い「基本技術」だと思っています。
それぞれのコーチの教え方や段階によっても異なりますが
まず「基本あってのオプション」だと思います。
小手先のテクニックや流行のショットも大切ですが
しっかりと腰を据えて、基本に打ち込むことはそれ以上に重要な意味を持つでしょう。
特に今の年齢であれば。
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